資料作りが苦手な社長へ|AIがWord・PowerPointに入る時代の「会社の見た目」入門

AI CCO
ブランドの世界観を創り、ビジュアルで心を動かす
「AI導入」で検索して、ここに辿り着いた社長へ
「提案書もチラシも、結局いつも自分が夜なべして作っている」——そんな社長は多いはずです。PowerPointのスライドは文字でびっしり。Wordの案内文は書式がバラバラ。出来上がったものを見て、なんとなく垢抜けないと感じつつ、どこを直せばいいか分からない。デザインは苦手だから、見た目はいつも後回し。
でも、こう思っていませんか。「デザイナーを雇う余裕はない」「制作会社に毎回頼む予算もない」「新しいデザインソフトを覚える時間なんてない」と。
最初にお伝えしたいのは、会社の資料を「きれいに見せる」仕事が、いま特別な道具や特別な人から、いつも使っているWordやPowerPointの中に下りてきつつある、ということです。ここ数週間の動きは、まさにデザインが苦手な社長の追い風になっています。今回はその変化を、難しい言葉抜きで噛み砕き、今日から何をすればいいかまで落とし込みます。
いま、何が変わったのか
2026年5月、会社の「見せ方」に直結する発表が立て続けにありました。デザインが苦手な社長にとって特に大きいのが、次の2つです。
ひとつは、Microsoftが2026年5月28日に発表した、中小企業向けの新プラン「Microsoft 365 Business with Copilot」です。7月1日に提供開始予定で、Word・Excel・PowerPoint・OutlookにCopilot(AIアシスタント)が内蔵されるのが最大のポイント。これまで大企業向けの色が強かったAI機能が、中小企業の標準プランに正式に組み込まれました。ShopifyやPayPal、Xeroなど1,000を超えるツールとも繋がります。
もうひとつは、少し前の2026年5月13日にAnthropicが発表した中小企業向けパッケージ「Claude for Small Business」です。財務や営業の実務に加え、チラシやSNS画像を作るときに多くの会社が使うデザインツール「Canva」とも最初から繋がっている点が、見た目を整えたい社長には見逃せません。
この2つに共通するのは、**「新しいデザインソフトを覚えなくても、いつもの道具の中でAIに見た目を頼める」**方向に進んでいる、ということです。順に見ていきます。
変化の本質:道具を「覚える」必要がなくなる
デザインが苦手な社長がこれまでつまずいてきた一番の壁は、実はセンスではありません。「専用のデザインソフトを新しく覚えなければいけない」というハードルでした。
凝ったデザインソフトは、機能が多すぎて、どこから触ればいいか分からない。結局、使い慣れたPowerPointとWordで、自己流で作り続けるしかなかった——多くの中小企業がここで止まってきました。
ところが、AIがそのWordやPowerPointの「中」に入ってくると、話が変わります。新しいソフトを開く必要も、操作を覚える必要もありません。いつものスライドを開いたまま、「この1枚、文字が多すぎるから3つの箇条書きに整えて」「会社のトーンに合わせて色を統一して」と日本語で頼むだけ。ゼロから作る苦痛が、出てきた下書きを選んで仕上げる作業に変わります。
しかも内蔵されるAIは、資料作成・データ分析・文書ドラフトといった日常業務をそのまま支援する想定です。「いつもの仕事の延長線上でAIに頼める」——これが、デザインが苦手な社長にとって最大の意味です。
デザインツール側にも、AIが繋がってくる
もう一段あります。チラシやSNS画像、簡単なバナーを作るときに使うCanvaのようなデザインツールも、AIと最初から繋がる流れが始まっています。5月13日のClaude for Small Businessでも、Canvaが連携先として明記されました。
これが意味するのは、会社案内のチラシやSNSの投稿画像も、いつものデザインツールの中でAIに頼める方向に進んでいる、ということです。「この告知画像、文字を減らして読みやすく」「うちのトーンに合わせて色を整えて」——そう頼むだけで、たたき台が返ってくる。ここでも、ゼロから作る苦痛が、選んで仕上げる作業に変わります。
まず何から始めるか:会社の「見た目の1セット」を決める
ただし、道具がどれだけ進化しても、土台がなければ見た目はそろいません。AIに頼む前に、最初にやるべきは、立派なデザイン規程ではなく、たった1枚のルールです。
1. 会社の「色」と「フォント」を1セット決める
決めるのは、2〜3色とフォント2種類だけ。AIに「うちは誠実さと安心感を大事にしたい」と伝えれば、それに合う色の組み合わせ(具体的な色の指定)と読みやすいフォントの候補が返ってきます。社長は選ぶだけ。この1セットが、スライド・案内文・チラシすべての土台になります。
2. よく使う資料の「お手本」を3つ用意する
提案書のスライド・案内文・見積書など、自社で頻繁に作るものを3つ選び、決めた色とフォントで整えたお手本(テンプレート)を作ります。Word・PowerPointの中でAIに「この色とフォントで、文字を減らして読みやすく整えて」と頼めば、たたき台が出てきます。次からは、このお手本を埋めるだけでいい。
3. AIへの指示は「目立たせて」ではなく「そろえて」
ここがコツです。AIに頼むときの言葉を、「もっと目立たせて」ではなく**「そろえて」「減らして」「整えて」にする。たったこれだけで、出てくる下書きの質がまるで変わります。プロの資料が洗練されて見えるのは、派手だからではなくそろっているから**です。
よくある失敗:社員それぞれが自己流で作り始める
AIで誰でも資料が作れるようになると、いちばんやりがちな失敗が、社員それぞれが自己流でAIに作らせてしまうことです。便利だからと、営業も総務も社長も思い思いに頼み始めると、色もトーンもバラバラになり、会社としての見た目はかえって崩れます。同じ会社の資料なのに、まとまりがない——これでは逆効果です。
だからこそ「会社の見た目の1セット」を先に決めておくことが効いてきます。一度トーンを決めて全員で共有すれば、誰がAIに頼んでも同じ雰囲気でそろう。ルールを守るコストが、人の根気からAIの仕事に移るのです。
もうひとつ、見落としがちな注意点があります。便利になったぶん、会社案内や顧客向けの素材、ときには名簿や財務を含むファイルをAIに渡す場面も増えます。Microsoftの新プランには、社外への持ち出しを制限する情報管理の機能も含まれますが、まずはどこまでの情報をAIに渡してよいかを、見た目のルールと一緒に社内で決めておくと安全です。なお7月1日にプラン体系が変わるため、契約の更新時期が近い会社は、切り替えのタイミングも一度確認しておくとよいでしょう。
Before / After:会社の「見せ方」を整えると
Before: 提案書も案内文も、作る人によって色も書式もバラバラ。社長が夜なべして手直しするか、垢抜けないまま出すかの二択。デザインソフトは難しくて手が出ず、見た目はずっと「作った人任せ」。お客様に出すたびに、少し恥ずかしい。
After: 会社の色とフォントが1セットに決まり、お手本も用意されている。いつものWord・PowerPointの中で、AIに「このトーンで整えて」と頼むだけで、そろった下書きが返ってくる。誰が作っても同じ雰囲気。社長は選んで仕上げるだけ。「しっかりした会社」という第一印象が、提案書からも案内文からも伝わる。
差は、センスではありません。見せ方の土台を作り、それをいつもの道具に乗せられる形にしたかどうかです。AIは、その土台を少人数の会社でも回せるようにしてくれます。
こんな社長に向いています
- 提案書やスライド作りを、いつも社長自身が抱えている
- 作る人によってWord・PowerPointの見た目がバラバラで気になっている
- 名刺・HP・チラシ・提案書の色やトーンがそろっていない
- 制作会社に毎回頼む予算はないが、垢抜けさせたい
- 新しいデザインソフトを覚える余裕はないが、見た目を整えたい
ひとつでも当てはまるなら、今が始めどきです。「お金もセンスもないから」と諦めていたことが、いつもの道具の進化で手の届く範囲に入ってきました。
月5万円で、会社の「見せ方」を一緒に整える
AI CCOは、会社の色・フォント・トーンの設計から、提案書・スライド・案内文・チラシ・SNS画像といったお客様の目に触れるものを「誰が作っても同じトーンになる」形に整えるところまで、一気通貫で支援します。月5万円(税別)。制作会社に依頼するより安く、社内にデザイナーを置くより速く始められます。「いきなりは不安」という社長には、お試し月3万円(税別)からの開始もできます。
しかも、AI CMO・AI CEOといった他のCxOとも連携するので、見た目だけでなく伝えたいメッセージや経営の方向性と整合の取れたブランドとして整えられます。
会社の見せ方は、派手さではなく一貫性で決まります。AIがいつもの道具に入ってくるこの時期に、ぶれない見せ方を一緒に作っていきましょう。